たまごごはん

やすださんがすき

ぶっさんとオンナ

みなさんご存知、日本歴史上最高のドラマこと木更津キャッツアイなんですが、ストーリーの軸は男友達5人組のうだうだです。しかし、当然の如く「オンナ」というスパイスも入っているわけです。わたしはそんなオンナたちとぶっさんの関係性について考えたい。ミー子、セツ子先輩あたりはさすがに言うことないので、主要な4人のオンナを取り上げています。ローズ姉さんもなんか書きたかったけど「オンナ」でもないしな…と思ってやめた。ごめんねローズさん。

 

  • ぶっさんとモー子

ふと思ったのです。モー子→ぶっさんがかわいいのは大前提だけれど、ぶっさんにとってのモー子って何だったんだろうって。

彼女は、彼らのいう「おれら」には含まれていないじゃないですか。「おれら」はあくまであの5人。ドラマの軸もあの5人。モー子は高校の時の同級生だけれど、高校時代どれぐらいの距離感だったのかはドラマでは分かりません。なぜ同級生の中でモー子とだけ卒業後も付き合いが続いているのかも謎。他のクラスメイトがほぼ全員木更津を出たとも考えにくいし、ある程度高校時代から仲が良かったんだろうとは思いますが、彼らの中では「クラスで一番バカ」で、「簡単にヤらせるって有名」で、「バンビの片思い相手の」女だったことは確か。それ以上だったのかは謎です。2話で普通にぶっさん宅にモー子が来ていたりするので、それなりに仲は良いんでしょうけど、それが高校時代からのものなのか卒業してから距離が近くなったのかは分かりませんね。

基本的にぶっさんにデレデレのモー子と、「肉の塊押し付けてくんなよ」とそんなモー子をわりと冷たく突き放すぶっさん。モー子→ぶっさんの矢印は1話から分かりやすく描かれていて、5話でバンビと付き合い始めるまで続きます。いや、付き合い始めた後もモー子がぶっさんに気がありまくりなのは続くんですが。まあモー子はおバカなので、バンビと付き合い始めるきっかけもおバカだし、付き合っていながらもぶっさんのことはおバカに好きなままです。

ただぶっさんから見たモー子は、「うっちーの彼女」のミー子みたいに、「バンビの彼女」のモー子だったわけではなく、ミー子はもちろん、例えば猫田とかよりも近かったし、大事な存在だったんだろうなとは思います。だからといってバンビと付き合い始めても一ミリの嫉妬もなかっただろうし、何ならそれでも結局モー子はぶっさんもすきっていうのも分かってた気がする。でもだからって優越感とかそんなんもなくて、ホントにフラットにモー子のこと見てたんじゃないかなあと。でも、家に来ちゃったら、ノリでヤっちゃおうとしてしまう浅はかさもあるのです。正直、かれらの中で「なんか重い」と言われているバンビの(童貞的)恋愛観って、一番一般的なものだと思うんです。「ちゃんと付き合いたい」というバンビが「なんか重い」ってモー子に一蹴されるの、チョー可哀想である。世間的には一番一般的な感覚を持っていると言えるバンビが、彼らには重いと思われるということは、他のみんなは「ちゃんと付き合う」ことを必ずしも望んでいないと言えます。いや、マスターは子持ちだし、ぶっさんも最終的に身を固めるのですが、それでも貞操観念は低め。まあ「普通の男の子」らしくもあるんだろうか。その辺はよくわからないけど。だからなのか、たとえ親友の彼女でもヤっちゃおうとなります。なんなら、「最後にシたのっていつ?」というモー子の質問に「お前じゃねえ?忘れるぐらいしてねえよ」と答えるぐらいです。(モー子はこの時点で処女) なんかこの軽さも、逆に都会じゃない、「木更津」っぽくて彼らに似合ってると思う。

ぶっさんはモー子のぶっさんに対する好意がそういう「軽いもの」っていうことをちゃんとわかった上でハイハイと受け流し、でも時に下心に負けてしまうときもあって、自分の死が近いことを知って泣いて帰るモー子を追いかける甲斐甲斐しさもある。追いかけたりするのはぶっさんの元々のやさしさってのもあるんだろうけど、ぶっさんにとってモー子は単純に、「大事な女友達」だったんだとしたらいいなあと思います。

 

  • ぶっさんとあさりさん

訊きたいんだけど、あさりさんをすきなキャッツファンの女性ってどれくらいいるんだろう?

美礼先生が日本シリーズで「公平くんの恋は公平くん一人のものじゃないの、木更津の女みんなのものなのよ」と言いますが、これには全くもって同意で、そしてあさりさんを好きになれない理由がこれでもあります。あさりさんは8話のみに登場するゲストキャラで、その後は話すら出てきません。彼女は突然現れ、キャッツのメンバーをメロメロにし、ぶっさんのハートをも盗んで突然去っていきます。まずたった1話にだけ登場するキャラが、超短期間でぶっさんの心に入り込んでいるというのが、なんか癪じゃないですか。しかもこのあさりさん、魅力が全く分からない。マスター、アニ、そして山口さんから色々巻き上げたことを知っているぶっさんが、バーバータブチで働き始めることになったあさりさんと二度目に会って(一度目はデリヘルでチェンジした時)、次のシーンではもう彼女に取り込まれています。ローラースケートもらってるでしょ。その数シーン後にはぶっさんの部屋で二人で話しながら「(マスターやアニが取り込まれた理由の彼女の魅力って)これかあ…!」とやられています。なんならそのままオジーのところまで連れていってベッドインです。早くない??いや、手が早いのはいいとして、展開早いよね?視聴者置いていかれてるよね??「これかあ…!」ってどれだよ!ってなりません?なってるうちに気付いたら事後で、みかんをアーンしてもらっている。ちょっと甘い雰囲気のぶっさん。これまでの7話では見たことのなかったぶっさん。なんか、おもしろくない。これ、わたしが女だからそう思うのかすごく気になる。しかも最終的に彼女はぶっさんを利用していたにも関わらず、話の最後までぶっさんはあさりさんがいなくなったことを悲しんでいます。え!!!なんで!!!?何がそんなにいいのあの女の!?!?ってなるのは私だけなんでしょうか。女の嫉妬なんでしょうか。

だからあさりさんって嫌いだし、8話も一番好きじゃないなあ。ただ、8話のエロ本発見からの遺影のシーンは最高。あと、船から降りてみんなに怒られている時のバンビとモー子の赤と青の色が最高にすき。

 

  • ぶっさんとユッケ

ただあさりさんへの不快感が女の嫉妬に因していたとしても、ユッケにはそれがないんですよねえ。なんでかってたぶん、彼女が韓国人だから。めちゃくちゃナイス采配だと思う、ぶっさんを最終的に外国の女とくっつけさせたの。だってドラマ終わって映画で、やっぱり突然出てきた女と結婚までさせちゃうわけだから、もしそれがよく分からない日本人の女だったら、木更津の女であるにしろないにしろ、割と反感買ってたと思うんです。けど、これが日本語が下手なユッケちゃんだったからそういうの少なかったんじゃないかなと思います。いきなり出てきた女だけど、少なくともイレギュラーだし、そんな女にいきなり結婚申し込むのとかも、「ぶっさんぽいな」で納得できる。ユッケちゃんの日本語の不自由さが、嫌味をなくしている。極めつけには橋おんぶして渡ってるから、文句は言えないよねもう!しかもユンソナ可愛いし、二人が仲良くしてるの見るとかわいいなあ~もう~ってなるじゃないですか。

 

  • ぶっさんと美礼先生

 一番謎ですよね、この二人。ぶっさんは美礼先生がすきで、美礼先生はぶっさんに依存しているところがあって。美礼先生も多少なりともぶっさんにそういう意味での好意はあったんだろうけど、自覚があったのかは謎。あさりさんとの話で美礼先生は嫉妬のような感情を見せていますが、先生は必ずしも自覚してたわけではないのかなと思っています。そういうところ抜けてるだろうし、そもそも元生徒に好意を抱くなんてことが意識に登らなそう。真面目だから。

そもそもこの二人の交友っていつから始まったんでしょうね。やっぱり卒業後から仲良くなったのかな。

ぶっさんの「すき」もよくわかんないんですよね。高校時代に憧れていたのは分かるけど、でも実際の先生ってあこがれられるほどちゃんとしてないし、だからといってそんな可哀想な先生をほっとけないって思って好意を持つほどぶっさんは甲斐甲斐しいわけではないと思うし。

生徒がいないと先生にはなれなくて、だからといって学校に「生徒」をしてくれる生徒は誰もいなくて、でもぶっさんの前だと、たとえ「ダメダメな先生」「生徒に頼り切ってる先生」だとしても「先生」でいられる。ぶっさんは先生を先生と呼んでくれるし、卒業した「元生徒」と一緒に「まともな先生と生徒ごっこ」してる感じ。

でも最後にはちゃんと先生に戻れてるから救われる。美礼先生ってとってもリアルで素敵なキャラだと思う。

生きてる人間が死んだ人間に何とかしてもらおうなんて、かっこ悪いし傲慢じゃない

 

はあ~~~~このドラマがすきだ。長くなった。